胃カメラについて

当院では先端の内視鏡システムを導入し、苦痛の少なく精度の高い検査を行います。
鼻から挿入する「経鼻内視鏡」と、口から挿入する「経口内視鏡」のどちらもご用意しております。不安が強い方には鎮静剤を使用するなどご希望に合わせた検査を行います。

鎮静剤を使用した場合は検査後眠くなりますので車の運転などはできません。リカバリーベッドで少しお休みいただいてからお帰りいただきます。

消化器内視鏡専門医が行います

高次医療機関等でこれまで内視鏡診断・治療にたずさわってきた消化器内視鏡専門医が検査を行います。様々な工夫をして患者様の負担を軽減し、できるだけ苦痛の少ない内視鏡検査を心がけております。

午前中の検査が難しい患者様には午後の検査も対応しています。ご不明な点などございましたら、当院までお気軽にお問い合わせください。

ピロリ菌について

ピロリ菌

ピロリ菌は胃の中に感染する細菌で、免疫力の弱い幼少期に口から入り感染すると考えられています。感染経路は、衛生環境が整備されていない時代や地域での飲み水などで感染すると考えられていますが、現在のような衛生環境の整った中ではピロリ菌に感染している大人から小さい子供への家族内感染に注意が必要です。胃・十二指腸潰瘍や胃がんの多くはピロリ菌感染が原因で発症します。まず、ピロリ菌に感染すると胃炎をおこし、胃炎の程度が強いほど胃がんのリスクは高まり、除菌によって胃がんのリスクは低下します。また、感染して早い時期での除菌ほど胃がん予防効果は大きいとされています。

ご自身の胃がん予防のため、さらには次の世代に感染させないためにも早めにピロリ菌の検査・治療をしましょう。

※ピロリ菌の検査は、胃カメラで胃炎を認めた場合、保険診療で可能です。
※ピロリ菌感染胃炎は、除菌後も内視鏡検査などによる経過観察は必要です。